緊急事態宣言は徐々に解除されてきていますが、自粛生活が続きストレスが多い毎日となっていますね。
今しばらくの我慢が必要です。ウィルスが100%なくなるわけではないので、正しく予防しながらこれからはある意味仲良く付き合っていかなければなりません。また封鎖や隔離などによって人とのつながりがなくなると、心身に影響が出てコロナウィルス以外の病気での死亡率が上がることが心配されています。これからのために、この自粛の時間を利用してコロナに負けない体つくりをしてみてはいかがでしょうか?
まずは生活習慣の見直しを!~ もうすでに皆さんいろいろ気を付けておられるでしょう。
☆自粛で在宅が長くなると夜更かしや不規則な生活になっていませんか?睡眠不足や過労は免疫力・回復力アップには絶対ダメ。
☆食養生(バランスよくいろいろ食べる)とよく噛むことも必須
☆体と内臓は絶対冷やさない。 これからのクーラーや冷たいものの取りすぎに気を付けて。
☆運動不足でいると血流量が低下。新陳代謝にも影響してきます。できるだけ動きましょう。
☆頭のストレスは運動! 体のストレスは趣味で解消!
そして、この機会に体にやさしい漢方薬や自然薬で基礎疾患や体調不良を治しておくことをお勧めしています。
これからのために 漢方的生活 その1
コロナに負けない漢方での予防の第一歩 養陰と益気で粘膜強化
ウィルスは口や鼻、時には目の粘膜から体内に入ってきますが、その最前線は、粘膜を覆っている粘液。マクロファージなどの免疫細胞が含まれ、ウィルスや細菌などの異物を外に出そうとします。その下の粘膜層にもマクロファージやIgA抗体などが存在し、体をウィルスから守っています。粘膜が元気であれば、たとえウィルスが入ってきても十分戦うことができます。
粘膜強化のかなめは、まず乾燥を防ぎ、免疫力を高めること。漢方では、養陰と益気がこれに当たります。
粘膜に潤いとバリア機能のある漢方薬を普段から服用しておくとよいです。
私がよくお勧めしているのは、麦味参顆粒と衛益顆粒。これからの熱中症予防にもおすすめです。
それに滋陰、養血、益腎効果のある亀板が入った亀鹿仙は、粘膜だけでなく、お肌や毛髪にもおすすめです。